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道州制推進連盟からのメッセージ

「絆」第89号についての意見2006/05/11
桜田義孝政策広報誌「絆」第89号についての意見 06-04-27

メルマガ配布有り難うございました。末尾に「どうかご意見をお寄せ下さい」とありますので、感想として日頃感じていることを申し上げたいと思います。

@小泉構造改革の総括として、経済政策の成功は評価に値するとは思いますが、特に公共 事業発動型の景気対策を全くしなかった点、従来になかったものと評価します。しかし 民間企業の努力と低金利政策による高齢者の預金利息の減収を忘れてはならないと思い ます。景気がよくなったのは良いとして、実際に政府がどのような点で貢献したのかは 残念ながら不明確です。しかもこの間国と地方の借金が大幅に増えています。

A昨年は戦後60周年でしたが、本当は本来の独立国としての体裁を整えていただきたか ったと思っています。東京裁判をはじめ、被占領中の憲法や教育基本法の制定は明らか な国際法違反です。また残念ながら小泉首相が自虐史観にもとづく村山談話を引用した り、靖国問題での中国、韓国の不当な内政干渉、特にA級戦犯にたいして明確な反論を しないことを遺憾に思います。又公明党の圧力で愛国心を否定されたり、いつまでもア メリカの属国のように自国も防衛できないなど、折角大東亜戦争でアジア諸国の独立に 貢献したにも拘わらず、肝心の日本が独立国としての体裁を整えられなかったことを甚 だ残念に思います。この点は最大の政治課題として自民党で是非実現して下さい。

B財政再建に関して増税が議論されていますが、その前に現在の中央集権体制をあらため て、地域主権とする行政改革を是非実現して下さい。PHP研究所の「日本再編計画  2010」によれば、市町村や県の合併効果や国と地方の役割分担の見直しで、年間50.5  兆円の 節減が可能とされています。つまり国→都道府県→市町村という地方が国にぶ ら下がる効率の悪い行政制度をやめて、市町村を合併して財政能力のある基礎自治体を 形成し、ここを原点として広域行政は基礎自治体の連合体としての道州で補完し、国は 外交・安全保障等の純粋公共財、国民基盤サービス、全国共通ルールの設定・監視に役 割を絞ることにより、地方が自立して国を支える形が可能となります。

C小泉首相のスローガンは大変結構です。官から民へ、中央から地方へ、小さな政府の実 現、どれをとっても正にその通りです。ただスローガンだけではいけないのではないで しょうか? つまり方向だけではなく、ゴールで中央や地方はどうなるのか、そのゴー ルに到達するために途中でどのようなステップを踏むのか、という計画を明示すること を是非お願いしたいと思います。北海道の道州制特区でも、国の役割分担が明示されず、 官庁が皆そっぽを向いたことと、肝心の北海道に強固な自立の意志が見えないのが、道 州制としては基本的な問題だと思います。ゴールとステップを明確にした計画を提示し て国民の賛同を求めることが重要だと思います。
 
以上日頃感じていることを交えて意見として提出させていただきます。

平成18年4月27日

       道州制推進連盟 会長 大谷和夫  kazuotani@nifty.ne.jp

道州制推進連盟のホームページ  http://www.dohshusei.org/

「道州制は州都などへの一極集中が進むのではないか、また、財政面のことだけを考えているのではないか」という疑問に対して2004/12/09
 先ず、地方自治は「補完性の原理」と言いまして、基礎自治体(市町村)が基本であり、そこで出来ないことを広域自治体(県、今後は道州)、更にそこでも出来ないことを国がやる、というのが基本原理です。
 道州制は国がやることを最小限(防衛、外交、通貨、等のみ)に止め、殆どの行政を税源も含めて地方に持って来ようというものです。ここでいう地方とは勿論基礎自治体と、それを束ねる道州のことを言います。
 従って、今迄中央官僚がコントロールしていた地方行政の大部分を道州でコントロールし、県がコントロールしていたものの大部分を基礎自治体でコントロールすることになり、全ての行政が住民の近くに来ることになり、住民の意思はより早く、より的確に行政に反映されることになります。
 基礎自治体や道州をどのように運営するかは、正に住民の意思で決められるものであり、決して与えられるものでも、押し付けられるものでもありません。
 結果として道州間で違いが出来るのは当然で、むしろ好ましいことと考えています。

 州都を何処にするかという問題は避けて通れません。
 地理・歴史・文化・経済等を考えて最も適切なところを選ぶべきでしょう。この綱引きがこじれて大局を見失うことのないようにしたいものです。

 州には今迄県にない新しい機能が入って来ますが、一方で基礎自治体に移管する機能も多くあり、州都への一極集中ということはあまりないと思います。
 州の中の都市部と農山村部との調和をどうするかは、正に住民が考えなければならないことで、住民次第では道州間で大きな差が出来る可能性もあります。
 ただ、道州制にしたからといって、都市部と農山村部との差が広がるという必然性は何もありません。
 しかし、今回の市町村合併に乗らずに、小さな自治体のままでいくと宣言しているようなところに、県の機能を移す訳にもいかないので、志は高く評価するものの、これをどうするかはこれからの課題になるでしょう。ただ言えることは、幾つかの選択肢の中から選んだのは住民ですので、そこから発生する不便、リスク等は勿論住民の力で解決することになるでしょう。

 また、道州制はそれが先にありき、ではありません。
 先ず、国の視点で見ますと、高度成長時代に全国一律主義で進めてきた現在の中央集権体制では、効率性をも追求するようになってきた地方の個別の問題に、最早適切に対応しきれなくなっており、それを無理に一律にしようとすることで大いなる無駄が続いております。
 その結果、国も地方も膨大な借金を抱え込んでしまいました。この借金は勿論次世代へのツケになるわけですが、少しでも我々の世代で借金を減らさなくてはなりません。
 そのためには、今のような地方が国にぶらさがり、国からお金を頂戴するようなやり方や意識を根本的に変え、一日も早く地方が自立し、地方の活力で国を支えるようにしなければなりません。
 道州制は真に地方が自立する最適の形と考えています。

 次に、地方の視点で見ますと、地方の経済活動で得られた税を一旦国に吸い上げられ、それを頭を下げて再分配してもらうというのが今迄の構図です。
 このやり方では国に頭を下げることのみに汲々として、独自のやりかたで自分達の地方を活性化し、税を増やし、それを自分達の地方の再生産・再活性に廻すという発想は出てきません。
 税源と権限を持った道州・基礎自治体が、その地域に合ったやりかたで、その地域を経営することにより、はじめてその地域に活力が出てくると思います。
 道州制は真に地方に活力を与える最適の形と考えています。

 先般の新潟県中越地震での対応を見ても、初動対応を迅速・適切にすべき、また常時その準備をしておくべき市町村も、大掛かりな二次対応をすべき県も、あまりにも規模が小さく、災害大国日本ではそういう視点からも行政区画の見直しは必須だと思っています。

                          岡部俊雄
                       okabe151@nifty.com

「地方分権改革に関する東京都の基本的見解」の問題点2004/06/04

 中央集権・官治の統治システムは歴史的使命を終え、大都市と地方が共存共栄
するようなシステムを作り出し、地方の自主・自立によって日本の再生を図ると
いう東京都の基本的考え方には全面的に賛成である。今秋の制度改革に向けた具
体的提案を期待するが、現状では次の点については検討を要すると考える。

1)国が責任を持つべき分野のイメージ

  東京都は次の三つの分野を考えている。
@国家存立のために国が為すべき分野→外交、防衛、司法など
A国家戦略に基づいた投資→将来富を生む分野・地域への重点投資
B国が国民に対して行うべき基礎的な行政サービス→国が全額負担、生活保
                          護、義務教育など
之に対して次の点は問題ではなかろうか。
  @外交、防衛の他通貨が必要であり、司法は将来連邦制になると国の独占で
   はなくなると思われる。 
Aこれは純基礎研究など範囲を限定すべきではないかと思う。
B税源移譲とからみはするが、これらは住民に身近な市町村で行うべきでは
   ないか。

2)基幹税による税源移譲を実施すべき 

国から地方への権限移譲の内容によって移譲すべき税源が変わってくる。基
  幹税だけの移譲だけでよいのかどうか根拠が明確ではない。

3)新たな財政調整制度を導入すべき

財政的自立が困難な自治体に対して、新たな財政調整制度が必要で、その原
  資は富を多く生んでいる大都市が主として担い続けるとしているが、やや不
  明確である。
財政負担の軽減、自立と自己責任を基本とするには、地方自治体の体制の全
  面的見直しが必要である。現に一人当たり多額の地方交付税を貰っている県
  は人口の少ないところが多く、ブロックとして広域自治体の道州を考慮すべ
  きではないか。
又広域自治体としての道州制を明確に謳っていないので、道州内のことと道
  州間のことと明確ではない。財政調整制度は原則として道州内とし、道州間
  は例えば10年以内と言うように財政調整に期限を設けるべきではなかろうか。
尚現在国による過剰な再配分が大都市圏の活力を十分に発揮させていないと
  主張しているが、この辺が地方との論争点になるであろう。ただ地方によっ
  ては自立の意欲に欠け、甘えの構造から脱却できていない所があるが、地方
  自治体を競争関係におき、能率等の比較資料を公表して刺激すべきだと考え
  る。

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                     大谷和夫(QZI04657@nifty.ne.jp)
                   http://www.hpmix.com/home/bokujin/


北海道に対する提案2004/01/30
TO:INET:sogo.seisaku2@pref.hokkaido.jp
SUB:提案
FROM:大谷和夫
北海道総合企画部政策室(道州制企画・支庁制度グループ)御中

北海道道州制先行実施に向けた取組に係わる提案

            平成15年1月26日 道州制推進連盟会長 大谷和夫

 北海道の道州制検討懇話会、道州制推進検討会議、道州制の先行実施に向けた
取組について(素案)など、北海道総合企画部政策室の道州制ホームページを通じ
て拝読させていただき、いよいよ実現に向けて一歩を踏み出そうとしている姿を
拝見して、高橋知事以下道庁の皆様のご努力に対して敬意を表すると共に、国民
として大いに期待しております。

 全般的には、現在のご方針に賛成ですが、以下2点に限定して提案致します。

1.市町村の合併について

  市町村に対するアンケートからみて、市町村側にまだ道州制の本旨である基
礎的自治体としての理解が充分ではないように見受けました。現在北海道は、人
口のほぼ同じ千葉県と比べても、面積が広いという点は考慮する必要があります
が、一人当たりの歳出額が約2倍に達しています。全国的統計から明らかなよう
に、これは市町村の規模(人口)が小さいことからくる現象と思われ、地方主権を
主張する以上、もっと積極的に市町村合併を促進して、行政の効率化を進めるこ
とが必要だと思います。現在は市町村は都道府県の下部組織ですから、都道府県
が積極的に合併を推進し、市町村が道州制になった時に自立的な基礎的自治体と
しての機能を発揮できるよう準備が必要と考えます。

2.地方交付税制度の存続について

現状では、北海道の地方税と国税を合わせても、地方交付税や補助金をなく
すと赤字が約1兆2千億円になるので、道州制でも地方への財源保障機能と財政
調整機能を有する地方交付税制度の存続を前提とされています。
 確かにいきなり地方交付税をなくすことは無理でしょう。しかしいつまでも国
から援助して貰わないとやっていけないというのでは、地方自治の根本精神に反
すると思います。やはり10年、15年、20年で完全に自立するという計画が必要と
思います。
 現在世界の一人当たり国民所得のベストテンを見ると、1位ルクセンブルグ
(42万人)2位ノルウェー(441万)、3位アメリカ、4位スイス(709万)、5位日本、
6位デンマーク(526万)、7位アイスランド(27万)、8位アイルランド(362万)、
9位スウェーデン(885万)、10位オランダ(1560万)となっています。強国に挟ま
れていたり、北方の小国で北海道と環境的に大差ない国がトップクラスに顔を並
べています。
 以上の事実から、北海道がいつまでも国の支援を受けなければやっていけない
という理由はなく、要はこれからの自立の意志と内外の智慧の活用如何だと思い
ますので、是非とも財政的にも自立を長期目標として据えて頂きたくお願い申し
上げます。

 尚、道州制推進連盟は下記ホームページを出している全国的な市民団体で、何
処の政党にも、宗教団体にも所属していない、独立の団体です。いずれ近いうち
に皆様と共に、日本の国の再建に努力して行きたいと考えていますので、よろし
くご承知おき下さい。末筆ながら、高橋知事にもよろしくお伝え願います。

 道州制推進連盟HPのURL   http://www.dohshusei.org/

以上

                  大谷和夫(QZI04657@nifty.ne.jp)   
                http://www.hpmix.com/home/bokujin/


地域再生推進のための基本方針について2003/12/30
 小泉内閣は平成15年10月24日、内閣に地域再生本部を設置し、地域経済の活性化と地域雇用の創造を、地域の視点から全関係者が積極的且つ総合的に推進するためと称して平成15年12月19日「地域再生推進のための基本方針」を策定した。
 
 内容は1.地域再生に関する基本的な考え方、2.地域再生の取組、3.今後のスケジュール等となっている。地方分権が進み、北海道など道州制特区が出現する時代となったが、その基本は、国と地方の財政の極端な悪化を修復するためには、中央集権で地方が国にぶら下がる構造から、地方が経済的にも自立して国を支える構造に転換する必要があり、そのためにも地域経済の活性化と地域雇用の創造は極めて重要な問題である。

[1.地域再生に関する基本的な考え方]
環境の変化に対応し、持続可能な地域再生を実現するには、「自助と自立の精神」の下、自ら「智慧と工夫の競争による活性化」を図ることにより、地域経済の活性化と地域雇用の創造を実現することが重要であるとの指摘は正に図星である。従って地域再生は「地域が自ら考え、行動する。国は、これを支援する」ことを基本とするとしているが、果たして国は地方を支援するだけでよいのであろうか?大切な事は国の行政のリストラであり、いままで行政を担当してきた国が、地方に対して時間的要素を含めて大凡の移管のガイドラインを提示すべきではないであろうか?

[2.地域再生の取組の方針]
各市町村が単独又は共同で地域再生計画を策定するのはよいが、広域行政に関して、現在の都道府県だけで よいのであろうか?やはり道州の概念を導入する必要があると思われる。
一方、国は各地域から国に対する要望の提案を一元的に募集し、地域再生本部が中心となって「地域再生推進のためのプログラム」を決定し、これに基づき、必要な制度改正をするとしているが、プログラムの内容は構造改革特区制度の延長であり、積極的に中央集権から地方主権に転換する意欲が見えない。地域が元気になるためにやりたいことをやりなさい、と言っているだけで、将来補助金は勿論のこと地方交付税もなくすことと財源をどう移譲するかが見えてこない。やはり国としてのリストラ計画と一体になって地域の自立・再生を進める必要があると思われる。

[3.今後のスケジュール等]
地域再生構想の提案募集は12月下旬〜1月中旬で、地域再生推進のためのプログラムを2月下旬地域再生本部で決定し、これにもとづき必要な法令改正の準備を進める、となっているが、これでは本格的な地域再生はできないであろうし、小手先で政府はやっていますと言っているに過ぎない。やはり地域再生の前提条件として、国の関与(補助金、地方交付税、税源移譲、事務移管等の時系列的計画)を明確にすべきである。その上で5年程度の時間をかけて全国的に行うことが重要であり、どこか出来るところだけやるというやり方では、中途半端に終わるであろう。小泉改革の方向はよいがうまく行かない最大の原因は中長期的計画の欠如であり、地域再生とは、国と地方が一体となって取り組むべき課題であると思う。



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